箸は古来からデザインを変えず、私たちの生活に浸透しています。
この箸が持つ優れたUIに惹かれ、楽器化したいと思い制作しました。

私たちが無意識に獲得してきた、箸の使い方という身体知を演奏に使えるようにすることで、
新たな演奏表現を可能にし、楽器経験がない人も演奏に参加できる新たな音楽インターフェースを制作しました。

持った時の様子

実装はArduinoとMax for Liveを使用しました。
着用しても片方の箸に干渉しない、持ち手を制作し、そこに3つの圧力センサーを設置して箸をつかむ力のかかり方を数値化しています。

試作した持ち手たち
圧力センサの様子

取得した数値をMax for Liveにシリアル通信で送信して、ものを食べる時の箸のコントロールをリアルタイムに可聴化しています。

p.s.制作したハシンセでほっけを食べる動画をInstagramに投稿したところ、想像以上にたくさんの再生回数を記録することができました。

フォロワーの100倍以上の人が見てくれた。

役割: 個人作品
使用ツール: Arduino, Max for Live